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本物の食べ物じゃないかと見間違う程、精巧に作り込まれた食品サンプル。
飲食店の入り口横の棚に並んでいるそれを見掛ける度、足を止めて眺めていた方は多いのではないでしょうか。
その食品サンプルは今や、スーパーやホームセンター、安い所では100円ショップなど、町中の様々なお店で作成キットを見掛けるまでに発展してきています。
基礎となる作品が生まれたのは昭和7年の頃ですが、料理の模型自体が国内で一番最初に生まれたのはそれよりももっと前の大正6年頃。
当時は模型作りは石膏が主流だったというその中で生まれた、蝋を作った食べ物の模型は、他者の目からは異質なものに映ったのではないかと私は思います。
現代では大人は勿論、子供の小さな手でも、お店で買って用意した材料が一通り揃っていれば誰でも簡単に食べ物のサンプル品が作れてしまう程ですが、当時はそれも、専門の知識を持った学のある人達しか手を出せないものだったのではないか、とも推測できます。
思いを馳せれば馳せるほど、その歴史は深いものなのだなあとしみじみ感じました。